「中華料理 五十番」の所縁

中華料理 五十番」の所縁

明治時代、横浜の山手にあった外国人居留地に移り住んだ中国人が中華料理店を始めたのが「五十番」の創業と云われております。
当時の外国人居留地には一番館~百番舘ほどの建物があり、「五十番館」に住んでいた中国人が、店名に自分の住所を名付けたことが由縁になったと聞き及んでおります。

中華料理 五十番、全国に拡がる

中華料理 五十番」の所縁

明治末期、「五十番館」で働いていた日本人が、東京の浅草にある食堂の中華部門に転職。そこから大正に入ると独立し、「中華料理 神田五十番」の屋号で東京都の神田に出店しました。

浅草の食堂からは他にも数人が独立し、「五十番」の店名で各地に出店。昭和30年頃には神田五十番も商標として「中華料理 五十番」を登録、全国各地に店舗展開を始めました。こうしたのれん分けや店舗展開の動きに伴い、五十番の名は中華料理店の代名詞の様に親しまれてきました。

札幌への進出は昭和36年、神田五十番の直営店がHBC三条ビル竣工時に開店したのが始まりで、現在は中央区南二条に本店を構えております。